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おいしそうな、いきいきサフラン |
サンスクリット名: ナーガケシャラ
使用箇所: 花(めしべ) 効能: 薬用には、婦人の血の道の薬として更年期障害、月経困難、無月経、月経過多などに用いられます。 アーユルヴェーダでは、生理痛、生理不順、更年期障害、インポテンツ、肝臓肥大、ヒステリー、うつ病、リューマチ、咳、慢性的下痢などによいということで、たいへん高い評価があたえられています。 生薬としては番紅花(ばんこうか)と呼ばれ、気分の優れないとき、ヒステリー気味のとき、なかなか寝つかれないとき、頭痛、めまいなどに効き目を発揮する。 1回量は0.2~0.3グラム(通常、1gには300-500本のサフランのめしべがはいりますから、0.2グラムというのは、だいたい60-100本ということになります。が、こんなに使うことはけっしてありませんね。まじゅ注)。民間薬として一般に飲用するには、サフランを8~10本とり、湯のみやコップに入れ、熱湯を注いで数分間放置するとダイダイ色に染まります。 これにカルダモンなどのスパイスをいれて、ハーブティー(サフランティー)として飲みます。滋養をあたえるので、かぜ気味のときなどにも効き目があるといわれます。 |
多年生の球根植物であるサフランはアヤメ科サフラン属で、学名は crocus sativus 。
sativus は「栽培された」、crocus はギリシャ語の croke「糸」からきており、めしべが糸状に長く伸びることに由来します。
強い芳香を放つ赤くて長い3本の雌しべの部分は、薬用や食品の着色料として用いられます。 原産地は地中海沿岸、小アジア、イランなど。 魅惑的な香りとほろ苦いような独特の風味を持つサフランは、旧約聖書の中では「芳香を放つハーブ」として記され、 古代ギリシャやローマでは香水として重宝されました。 サフランという名前は、「黄色」を意味するアラビア語、 zafran からの変化だといわれます。 サフランは、色と香りの2つの働きをする香辛料です。 1gのサフランを得るのに約300個もの花が必要で、 現在でも最も高価なハーブであり、スパイスでもあります。 |
サフランの栽培はイランとインドのカシミール地方で世界で最初に行われたといわれます。
スペインはイスラム教徒によって征服され、紀元後961年頃イスラム人によってサフランが持ち込まれたそうです。
中国へは、イランからサフランの球根を持ち去ったモンゴル人が、中国に侵略した際に持ち込んだものと考えられています。
日本には、江戸時代末期にオランダ船によりもたらされました。 栽培が始まったのは明治18年ころからで、日本全土、とくに大分県、長野県で多く栽培されています。 11月前後に開花し、クロッカスに似ているので、日本では「秋咲きのクロッカス」とも呼ばれます。 南フランスの名物料理ブイヤベースや、スペインのパエリャにはかかせないスパイスです。。 また、インド料理のサフランライスでもおなじみですね。 サフランは高価なハーブですが、血液の代謝、循環、女性の生理体系にたいへんすばらしい効果を発揮します。 それ自体が強壮剤というわけではないけれど、それが体内に入ることによって、ほかのハーブ・スパイスなどを刺激し、全身、とくに女性の生理系に必要な養分を作り出すことができるといわれています。 サフランは12月7日の誕生花で、花言葉は「至福」です。 アーユルヴェーダでは、サフランはサトヴィック、真実のハーブであり、「愛」、「献身」、「慈悲」のエナジーを与える、と言われています。 |
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左は、私がサフラン栽培農家から直接買ったサフラン。生薬のような強い香りがして、色がエンジ色、ひとつひとつにめしべのトップの部分がついている。右は、ラウルチョークの店で買ったさふらん。色が赤っぽく、半分くらいにはトップの部分がなく、線のようなサフランである。ここいらの人は、だれもがこれはフェイク(にせもの)だと言います。しかも、驚くことに、「J&K政府承認」と明記されているのです。いったい、何を承認しているのだろうと、不思議です。が、私もようやくいろいろサフランについてわかってきたね。 |
最良のサフランの見分け方を、カシミールのサフラン栽培農家から聞きました。
カシミール・サフランは品質も世界一だと言われていますが、価格も世界一高いのです。それでイランなどから安いサフランが入り込んで、ミックスされたりして、ディーラーなどの手によって操作されているのが現状です。 私はゴアやムンバイでサフラン1g、250から300ルピー(約650-700円)で売られているから、カシミールに来たら半分くらいの価格だろうと思ってました。 しかし、スリナガルの銀座通り、ラウルチョークの目抜き通りのドライフルーツ・ショップで買っても、同じ値段です。 驚いたことに、パンポレという村のサフラン栽培農家から直接買っても、やっぱり1g300ルピー(約700円)なのです。 しかし、その秘密が少しづつ解き明かされていくと、私はふかーく感心しましたね。 わかってみると、なんでも、「なるほど」と納得するものですが、このサフランの価格と品質のからくりは、なるほど、を凌駕する「なーるほど、そうなのか!」でした。 ※ひとつは、さきほど書いたように、安いイラン産のサフランと混ぜること。 ※第二の方法は、サフラン農家はサフランの上のほうと下のほうを半分にちぎって出すことがあって、下のほうはだいたい8分の1くらいの値段で売られるそうなのです。それに、イランからやってきた安いサフランを混ぜると、ゴアの最終小売価格が300ルピーで収まるのです。 しかし、パンポレまでやってきて、サフラン栽培農家から直接買っても、いちばんよい部分だけを買おうとすると、やはり1g300ルピーになるというわけです。 では、ベストな部分は何になるのかと言うと、、アーユルヴェーダの薬の材料として買われていくのです。当然、アーユルヴェーダの医者は、何が本物か知ってますからね。そこから、アーユルヴェーダの薬も調合するのでしょうから。 ですから、よいサフランの見分け方は、このようにして見分けてください。 (1)匂いが強く、その匂いは生薬(漢方)のようなにおいであること。 (2)色が濃いエンジ色であり、赤やオレンジ色ではないこと。最近は、色まで染められた人工のものがでてきているらしい。 (3)ちょっと見ると、盛りあがった山のようなめしべの上の部分がついていること。ただの細い線のようなサフランは、めしべの上の部分をアーユルヴェーダの薬用にとったあとの、安い品質のものとされる。 このようなことを知ったうえでサフランを購入してみると、またひと味おもしろみも増すというものです。 サフランは高価なものです。もし小売価格が1gあたり1000円以下だったとしたら、ディーラーたちによって何か細工(工夫)がされていると考えて、間違いないでしょうね。 いろいろな価格のサフランを検討してみながら、最高級のサフランの味わいもお楽しみになってくださいね。 |
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○ 早速、昨日サフランライスを作りました。そちらのホームページの作り方を拝見して。少しの量だったのに、思っていたよりも色が強く出てびっくり。お店で食べるより濃い感じでした。味もふんわりと甘くて不思議だなあ、おいしいなあと思いました。自宅でこれが食べられるとは幸せです。(3月10日、Sさん) ○毎日サフランティにして飲んでいます(快調です)。毎日のサフランティが自分へのご褒美なんですおかげさまで"オンナ度"がUPしてるような気がしてます(^^(2月9日、Yさん) ○チャイセットからこちらのサイトに入りましたが、チャイだけでなく、サフランティーなども楽しませていただいてます。 (1月11日、Sさん) ○良いサフランの見分け方、とても参考になりました。 私のもとにある質が良いとされるペルシャ産のサフランは、 4分の1くらいはトップの部分がない線のような状態でした。 色は全体的に赤色で、一部エンジ色、一部薄い赤色。。 という感じで統一感がない感じです。(5月28日、香織蘭さん) ○サフランも他のスパイスも、今までに見たことない良質のものでした。またまたビックリです!(6月23日MKさん) |
* サフランの実験・・・
東京大学薬学部の斎藤洋教授は《中薬大辞典》などから物忘れ・痴呆症の処方に使われる生薬をいくつかピックアップし、
マウスによる学習効果を実験で調べたところ、サフランは記憶学習障害の回復に効果があることが分かった。
*古代インドでは・・・ サフランから染料が作られ、ブッダの死後まもなく仏僧は職服をサフラン色に染め上げました。 *サフランの栽培・・・5月始めに畑から掘り上げた球茎を、風通しのよい場所で乾燥し保存します。 *サフラン・・・そのいろんな価値ゆえ「薬用(やくよう)サフラン」とも呼ばれる。 |
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