ギー･クリームの効果・効能と使い方

－　シャタ・ドルタ・グルタム　－

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インドには独特の文化がありますが、アーユルヴェーダの調合薬のなかにもたいへんユニークなものがたくさんあります。
牛のミルクから作るバターを、さらに精製して不純物を取りのぞいた純粋な油脂分を、インドではギーといいます。
このギーは実にさまざまな分野でもちいられますが、アーユルヴェーダの治療のなかでも、飲んだり、肌につけたり、目の治療にもちいたり、果ては浣腸にまで使われたりします。

そのなかでも圧巻なのは、シャタ・ドルタ・グルタムというギーから作られるクリームでしょう。
百回かきまわしながら作る薬用ギー、という意味で、文字通り朝から晩までえんえんと掻き混ぜつづけて作ります。

こうして、えんえんと、かき混ぜつづける。

４００グラムのギーに、１，５リットルの水を入れて、こうしてかきまわしつづけます。重要なのは、ギーと水を入れる入れ物が銅製のものであること。
それと、かきまわす小さいほうのポットも銅製であることです。
１時間ごとに水をとりかえながら、一日８時間、３日間、えんえんとギーと水を銅の容器にこするようにしながら、かきまわしていると、３日後には「シャタ・ドルタ・グルタム｣というギーと水だけのクリームができあがるのです。
ドクター・カディワレの診療所では、朝８時半から夕方５時まで、だいたい３人がかかりきりでこの作業をやってました。
常に、一定の圧力を加えながら、時計回りにかきまわしつづけなければならないということです。

銅の容器に銅のポットで、銅のミネラルがギーに加味されていく

このギーで作られるクリームは、銅のミネラルをたっぷり吸い込んで、独特のすばらしい効能を発揮するので、昔から伝統的なアーユルヴェーダの薬用クリームとして、使われてきました。
基本的には、クーリング作用があることから、不眠、頭痛、手足や関節等の痛みなどに効能があるそうです。
が、いままでいろいろ自分でつけてみたり、ほかの人が試してみたなかでは、皮膚のアレルギー、子供のあせも、アトピーなどに、たいへんすばらしい効果を発揮しているようです。
ただのギーを、水のなかで、銅の容器でかきまぜてるだけなのに・・・、不思議で、神秘的で、あまりにも単純な｢ミラクル」に、ただ口をあんぐりあけて驚くばかりです。

３台の容器で、毎日３人の人が、一日中かきませつづけている

隣りにもシャタ・ドルタ・グルタムを作っている容器がありますね。
こうして４００グラムのギーから、３日後には約１，５キロのギー・クリームができあがって容器につめられるのです。
ということは、銅のミネラルが豊富にはいりこんだ２０グラムの水が、１０グラムのギーの中にまじりこんでいる、というわけですね。
そのせいか、冷蔵庫にいれておくと、出したときに多少水が分離しています。
私はその水をまずつけて、その上にクリームを塗ります。
そうすると、銅のミネラルのはいった水で補湿効果があり、クリームによる保湿効果とあわせて、相乗効果を発揮するというわけです。
このシャタ・ドルタ・グルタム（ギー・クリーム)は、未開封で冷暗所のおいて１年、開封したら３ヶ月ほどで使い切るのがよい、ということです。
３ヶ月では使い切れないというときには、ある程度の量を別にして、密封して冷蔵庫に保存したらよいかもしれませんね。

このような自然のすばらしいクリームを見つけだしたアーユルヴェーダの先人たちに、深い敬意を表したいと思います。
カディワレ先生のところでも、こうしてご先祖様の写真を常に飾ってあります。この先生など、ヨガの行者のような風貌ですね。
アーユルヴェーダの奥の深さがかいまみれるようです。

カディワレ先生のシャタ・ドルタ・グルタムは、サフランロードから入手できます。

**こんなご感想・ご質問をいただきました（サフラン・リングより抜粋）**
○前回注文しました品々は『ギークリーム』コカムの塊は『イモ』という愛称をつけて皆で愛用しています。職業柄手荒れしやすいので助かっています（３，３１、Ａさん） ○沙羅双樹クリームもシャタドルタクリームも使い心地が良くて、毎日使っています！肌にスッと馴染むのが良いですね～♪ 自然の素材オンリーっていうのが最高です(＾＾) ローズウオーターも化粧水として使っていますが、香りは良いし、肌に違和感は無し、保湿力もＯＫでかなり重宝しております☆ 日本では出会えないような素敵な商品の紹介を本当にありがとうございます。(２月１１日、Ｈさん） ○コカムバター、シャタ・ドルタ・グルタムも、素朴で良いですね。特にシャタ・ドルタ・グルタムは、バター飴のような香りで懐かしい感じです(２月９日、Ｓさん） ○シャタドルタは毎晩顔と手にに塗っています。オイルなのにスッとなじむ感じが気に入っています。(１月２９日、Ｔさん） ○知人の手荒れがまじゅさんお勧めセットでみるみる治って行き、それがきっかけで皆アーユルヴェーダ製品を使おう！と今回まとめて注文する事になりました。よろしくお願い致します。(１月１７日、Ａさん） ○わたしは普段はあまりクリーム等はつかわないのですが、これはすごくなじみがいいですね。それに顔にに塗ると肌がやわらかくなる感じです。これは毎日使わねば（笑）(１月１３日、Ｔさん）シャタドルタグルタムはほんとにいいクリームですね。うちの娘もいまインドでトイレを学んでいるところですが、ほとんど家の中では裸でいるので、やたらなんでもかんでも塗ってます。クリームから水がシュワッとでてくるのが、新鮮でいいかんじです。(まじゅ） ○シャタドルタ：シャタドゥルタグルタムは、早く届いて助かりました。アトピー次男の保湿クリームとして今の所ステロイドと併用して使用。処方された保湿剤を使用していたときと特に変化なし・・・しかし次男を塗り塗りする私の手のトラブル(親指の関節内側の皮剥け、痛み)がよくなりつつあります。思わぬ効果でした。(１０月２６日、Ｔさん） ○これは…何だかクリームと言うより食べ物のにおいがします。バターのような。美味しそうで、これも好きです。暖かい香りですね。冬にはこっちの方が癒されるかなぁ！(１０月１日、Aさん） ○最初、シャタドルタグルタムとの使い分けがよくわからず、牛乳の香りが気になったので沙羅双樹の方ばかりを使っていましたが、息子のアトピーにはシャタドルタの方が良いことがよくわかりました。私も首のシワの所が時々赤くなってかゆくなったりするのですが、シャタドルタを塗ると収まります。（６月２７日ＹＮさん） ○Ｋさんからは、「ずっと悩みだった原因不明の膿の出る湿疹が、シャタドルタグルタムでだいぶ良くなりました。跡が残らずきれいに治っています。香りは慣れてくると「いい香り」に感じます。塗るたびに、作ってくださる方々や日本にいる私たちに届けてくれるまじゅさんの愛情を感じます」という、ありがたいメールもいただきました。 ○アキさんの2歳になるお子さんがあせもが痒くて泣いているというので、まじゅがシャタ・ドルタ・グルタムをおすすめしました。「塗った翌日には、もうあせもが消えて、子供が泣かんかったんよ」と言って、不思議がってました。それで、上の女の子にもつけてみたら、そちらも次の日には消えていたそうです。

**アーユルヴェーダ・マクロビオティック料理ー基本食材ーの作り方リンク**
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