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ティルバナマライはラマナ・マハリシのアシュラムがあるので有名なところです。毎年、多くの精神世界の探求者たちが、ここに魂の平安をもとめて修行に訪れています。そして、もちろん、瞑想と自己探求のあいまにもチャイはかかせませんね。
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ティルバナマライのチャイ屋ティルバナマライにいるあいだは、もちろん朝・昼・晩とチャイの飲んでいました。 ラマナ・マハリシ・アシュラムの向かい側にあるチャイ屋はときどきジンジャーをつかってチャイを作るので、私の好みでしたが、気をつけてないと、すぐに倍くらいの値段をふっかけてきました。 さすがアシュラムの前のチャイ屋だけある。 このあたりのチャイ屋のチャイの作り方は、ほかのところとかなり異なっています。 それはこのチャイ・ベレルという入れ物に所以しています。 たぶん真ちゅう製だと思うのですが、このように真ん中の煙突から炭を補給して、火をおこしつづけています。 この煙突の一番下の部分に網があって、白くなった灰が下に落ちる仕掛けになっています。 うまくできてますね。 そうやって、太い胴の部分の水を熱湯にしているわけです。 上のほうには蓋があって、そこにはカップに入れられた濃いブラック・ティーが入ってます。 この写真は、そこから濃いティーのはいったカップを取り出しているところです。いちばん上の写真とあわせて見てください。 チャイをたのむと、グラスに砂糖をたっぷりといれ(私は「ハーフ・シュガー!」と先に言っておきます)、そこに その凝縮した濃いティーを少しグラスに入れ、水で割ってあるホット・ミルクを足して、それからこの芸が始まるというわけです。 カッコいいでしょう。私はいつも見ながら、ほれぼれするのですよ。本人たちは当たり前のこととしてやっているので、私がカメラをかまえると、なんでこんなとこカメラに取ろうとするんだ、というような顔をします。 こうして交互に、2、3回チャイを高みから滝のように注ぎ込んで、おいしい一杯の「幸せ」ができるというわけ。 このようなチャイの作り方は始めてみました。 たぶんタミルナドウ州独特の作り方ではないかと思いますけどね。 見ごたえのある、チャイの味わいでした。 下の写真は、ただそのチャイ屋にいたおっちゃん。ぜひ取ってくれと言うので、取ってあげました。 単純に、素朴に、幸せそうですね。 |
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